ごあいさつ

婦人科主任教授挨拶Greetings

主任教授 三橋 暁

主任教授 三橋 暁

獨協医科大学産科婦人科は1974年に初代主任教授の橋口精範先生が開講され、2代目熊坂高弘先生、3代目稲葉憲之、4代目深澤一雄先生と引き継がれ、私は5代目の主任教授として2020年11月よりこの教室を担当させていただいています。
産科婦人科は婦人科腫瘍、周産期、生殖内分泌、女性医学と幅広い領域を扱いますが、当教室はそれぞれの領域の専門医が在籍し専門的な医療を提供しています。1)周産期分野は、小児科・新生児科と協力しながら総合周産期センターの一旦をにない、県内外からのハイリスク妊娠患者さんや産科救急対応を行っています。2)婦人科腫瘍分野は、がんの地域拠点病院として合併症を有する患者さんを積極的に受け入れ、外科・泌尿器科はじめ複数診療科と連携しながら診療にあたっております。婦人科手術は、低侵襲なロボット手術や遺伝性乳癌卵巣癌症例の予防的卵巣卵管切除など積極的に取り組んでいます。3)生殖分野では従来の不妊治療のほか、若年癌症例の妊孕性温存など多職種間でコミュニケーションをとりながら、チーム医療を実践します。4)女性医学では、思春期から更年期・老年期まで、ホルモン治療を中心とした若い方の卵巣機能不全から、更年期障害、骨粗鬆症や動脈硬化への対応まで、quality of lifeの向上を目標に治療をしています。それぞれの分野で、建学の理念である「地域社会の医療センターとしての役割」をはたし、高度で安全な医療を地域の方々に提供していきます。
医学部生や産婦人科を目指す研修医のみなさんには、獨協医科大学の建学の精神である「学問を通じての人間形成」を心がけています。本学での研修では、4つの専門分野の専門医から万遍ない指導を受けることができます。高度医療はもちろん、市中病院同様に2次救急も担当しているため、大学内で頻度の高い疾患から重症疾患まで豊富な臨床経験を積むこともできるのが特徴です。スタッフ一同で充実した研修ができるよう指導しています。リサーチマインドをもち、幅広い視野で、専門的知識を単に記憶するだけでなく自発的に学んで行ける医師をめざし、一緒に学び研鑽していきましょう。産婦人科を目指すみなさん!お待ちしています。



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