研修プログラム

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済生会宇都宮病院

 当院は、栃木県宇都宮市、駅から車で10分ほど北にいった所にあります。周囲には田園風景が広がっており、晴れた日には最上階から富士山を望むこともできます。栃木県にある2つの大学病院、自治医科大学と獨協医科大学は、いずれも宇都宮市からは離れているため、当院は人口50万の宇都宮市民の最後の砦として、また大学病院の代替機関として、全科において地域医療を支えていかなければならない立場にあります。実際、救急車や救急ヘリの受け入れは年間5000件、手術件数は年間6800件に及んでいます。また学会や講習への参加は積極的に認められており、病院として常に先進的医療にも力を入れています。産婦人科では全国に先駆けて院内助産所(バースセンター)を開設するなど患者のニーズにこたえるよう心がけています。

済生会宇都宮病院

概要

指導医

飯田 俊彦、細川 知俊

医師数

常勤:8名、非常勤:1名、計:9名

病床・患者数

644床(産婦人科 54床)
婦人科手術:約560件/年
分娩:約1100例/年
1日当たりの平均外来患者数:120名

単年度専攻医受け入れ 可能人数

1名

疾患の比率

婦人科腫瘍

40%

周産期

50%

生殖・内分泌・女性ヘルスケア

10%

 当院での研修の特徴として、1)産婦人科の柱である周産期・生殖・腫瘍をバランスよく経験・習得できる こと、2)産婦人科医としての独り立ちが早いことが挙げられます。

1)については、1000件以上分娩件数がある他、IVFから広汎子宮全摘術まで経験することが可能であり、産婦人科領域を幅広く網羅しているといえます。また鉗子分娩や骨盤位分娩、腹膜外帝王切開など施行機会が少なくなっていながらも、必要と考えられる手技の習得も可能な環境となっています。それ以外の領域に関しては、今後の産婦人科医として身につける方がよいと考えられる内視鏡手術(250件/年以上)や無痛分娩(当科麻酔)なども積極的に行っています。

2)については、まず初診・再診・妊婦健診と自分の外来を早い段階から担当して研修にあたってもらいます。上級医と相談しながら、主治医として診断から治療まで責任をもった診療にあたっていくことになります。婦人科の診療で特徴的なこととして、当院では緩和ケア病棟もあるため、悪性腫瘍の診療においては、場合によっては最期の看取りまでを主治医として経験することも可能です。なお、治療法の決定はカンファランスにおいて産婦人科全体で検討しますが、必要な検査から治療方針まで、まずは専攻医自らが自分で考え、それを患者に自ら説明する経験を積んでもらうことで、医師としての責任感や必要な知識をいち早く身につけることが可能となると考えています。手術に関しては、比較的早い段階から、上級医の指導のもと、第一助手ないし術者としてできるだけ多く症例を経験してもらいます。外来診療から手術まで、上級医との連携をとりながら、安全に独り立ちができるシステムが構築されているといえる。


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